ただのベンチ椅子ではない

雨がすごいですね。静岡に来ました。来週から地方病院の救命救急で暫く研修です。

 

さてテレビをつけたら、原発事故で避難した住民の方々が住んでいる団地の特集をしていました。

ETV特集「下神白(しもかじろ)団地の人々」[字] - Gガイド.テレビ王国

 

震災前は人々が地域に疎らに住居していたので、震災後、人々が避難して一箇所に住むことによって、コミュニケーションが活性化するかと思いました。

しかしそれは真逆だと知り、驚きました。コミュニケーションが無くなったそうです。

 

それは、人々の住居は近くなったのですが、今度はコミュニケーションする場所がなくなったとのこと。

 

その対策として、ベンチを道に増設したら、笑顔が生まれると。ただのベンチではないんですね。

それ以外にも、毎週コーヒーを飲む時間というのを公民館みたいな所でやってるようですが、全員がいきなり参加できるほど、人間の心は単純ではないですよね。。

認知症の妻を抱えている夫、地域が違う人間同士が同じ場所に住むときの違和感。

 

それでも団地の中で、イベントや共有施設をつくりながら、お友達が増えて行くこともあるそうです。