これが日本という感覚の部分集合なのか
初投稿です。
ひとまず今月見たものをあげていきます。
- 新古今和歌集(寛永本) @国立博物館
- DOMANI展
- ワイン展ぶどうから生まれた奇跡 @国立科学博物館
- 水 神秘の形 @サントリー美術館
- 建築家 フランクゲーリー展 @21DESIGN
- フォスター&パートナーズ @森美術館
建築関連が多かったです。
建築をその町の文脈に沿わせると謳っているフォスターに対して
フランクゲーリーは、既存の建物の99%はゴミである、みたいな言い方をしていて、ここまで対極に行くものかと思いましたね。
それと泉鏡花が好きな友達に連れてかれたバーで、室生犀星や萩原朔太郎をもっと読み込んで、体で感じ取って欲しい、みたいに言われたので、もう一度なめ直すように読んでみました。
今だから思えるのですが、文字列も、絵画も、映画も、音声も。通ずる感覚ってありますよね。
例えば泉鏡花の「外科室」という小説があるのですが、これなんか、まさに、川端龍子のこの愛染という作品に似ている
(画像データ from 足立美術館よりお借りしてきてます)
なんなら、山家集でいうところの、
花に染む 心のいかで 残りけん 捨て果ててきと 思ふわが身に
という歌にも似ている。
というかこの微妙な感覚というのはなんだろう。それが日本人ということなのか。